BOS期【聖獅子ビショップ】②|プレイング編【ナーフにより没記事】
前回の記事を書いたのはBOS最初期でしたが、2週間が経過して環境も安定してきたように思います。プレイングというのはある程度環境に依存するものなので、そろそろ各デッキで一定の結論が出てきた頃なんじゃないかなって感じです。なので、そろそろ自分なりに【聖獅子ビショップ】のプレイについて書き留めておこうと思います。
…って感じで記事を書いてたんですけど、0コス法典にナーフが来ました。
なので、残念ながら今回の記事の賞味期限は7/17までです。というか実質没記事です。死にたい。
そういうわけで、ここから先はナーフを知らない人間が書いている記事であるということに気を付けてください。
前回の記事はこちら↓
現構築
プレイについて書く前に今使っている構築を載せておきます。何採用してるかによってプレイングは変わってくるからね。とは言っても、聖獅子のレシピなんて8割方固定なんで、違うレシピ使っててもプレイはそう変わらんやろうけど。
前回の記事からロレーナ3枚を抜き、教理の3枚目とジャンヌ2枚を加えた形。
ロレーナが抜けた理由は、進化権を要求する上コストがかさむため。結晶を連打したい都合上、ロレーナ+正拳突きに4コスト払いたいかというと微妙。
教理3枚目はデッキを回すことを意識したため。手札で腐るときもあるが、それ以上に礼賛を好きなタイミングで開いたり中盤に天球儀を置きやすくなるメリットの方が大きいという認識。
ジャンヌは環境における【ミッドレンジロイヤル】の増加を意識してのもの。横並びが苦手な【聖獅子ビショップ】が詰みかねない先攻7tアーサーやマーズ先陣を返せるのは偉い。シャルロッテやマグナスが絡んだ盤面を返せるテミスもありではあるが、先攻7tの返しには打てないのが弱いイメージ。このAoEを引くためにデッキを掘る必要が増したのも、教理3枚目採用の後押しになっている。
序盤のプレイ
軽いカードのみで構成される【聖獅子ビショップ】は当然手札も常に軽いので、毎ターン選択肢が非常に多い。しかし、PPが少ないうちはその選択肢も少なく、さらに相手の動きもある程度決まっているため場面が想定しやすい。よって、序盤のプレイングに関しては詳細に考えておくことができると思う。
0t|マリガン
マリガンは序盤に入るかというと微妙な気がするが、ここもプレイが分かれるポイントだと思うのでここに書いておく。あと「マリガンは0ターン目のプレイ」っていう捉え方、ちょっとかっこよくないですか?
【聖獅子ビショップ】は軽いカードのみでデッキが構成されているので、序盤の動きが全くないということはほぼあり得ない。ゆえにハードマリガンが許されている。
結晶を2コスで打った分だけ勝ちが近づくこのデッキにおいてマリガンで探すカードは聖獅子関連カードとなる。
神殿は【聖獅子ビショップ】最重要カードなので当然の単キープ。考えるべきは2枚キープするかどうか。神殿2枚置きは相手側からするとぶん回ってるなという感じがするが、実際2枚置くとプレイが大きく制限されることも多い。ドローソースをアミュに頼っているこのデッキでは、神殿2枚は実は理想的な展開とは言い難い。よって、神殿は1枚のみを残して後は返す。もっとも、ゲーム中に2枚引いた場合に2枚目を置かないのかというとまたそれは別の話なのだが…。
結晶は2tの動きの理想形の一つなので単キープ。
紡ぎ手とプリズムに関しては自分の中でまだ明確にプレイが定まっていない。神殿とセットではキープ。それ以外では模索中。基本返してるが、対面のデッキによっても変わってくると思う。例えば対【ミッドレンジロイヤル】では3tマーズの処理のためにプリズムはキープ、みたいな。
また、天球儀と0コス法典もキープする。0コス法典は中盤以降引くとワンテンポ遅れてしまうので、初手でなるべく抱えておく。また、2tの動きにもなり得る。
1t|0コス法典問題
1tは天球儀を引いていたら出すだけ。非常に簡単。…と思いきや、このターンからもうプレイが分岐する。
それは「0コス法典を1tに0コスで出すか2tで黒教示として出すか」の選択である。
0コスでプレイした場合は単なる手札交換、2コスでプレイした場合は手札が1枚増える。もちろん2tに他の動きができなくなるが、この1枚の差は当然ながらかなり大きい。(再三書いているように聖獅子はデッキを掘るのが重要)
この選択に関しては、僕は極めて単純に「2tの動きの有無」で決めている。2コスフォロワー結晶神殿礼賛辺りがあったら0コスで投げてしまうが、ないなら2tを待つ。法典熾天使も採用されているが、これらの除去札は先攻2tでは大抵打てないし、後攻2tでもあまり打ちたくないので、2t黒教示を視野に入れておく。この辺の「どの2コスなら0コス法典で置くか」は2tの動きの評価と絡んでくるので、これ以上は次の項で詳しく書く。
ただし、注意すべきは後攻1tに天球儀をプレイした場合。ここで0コス法典を見送って2t黒教示を打つと、3tの手札は8枚。4tには天球儀が割れて2枚ドローがあるので、手札を1枚減らす必要がある。
しかし天球儀礼賛神殿プリズムは手札が減らない。特にプリズムは黒教示を置いた次のターンのムーブとして理想的に見えるが、このパターンではドローを1枚燃やすことに繋がってしまう。結晶があるなら黒教示ではなく0コスで置くはずだから後引き以外では持っていないはず。熾天使や法典は最悪3tに打てない場合があるし、天球儀とくっつかないなら3tに打つのは弱い。
したがって、後攻1t天球儀2t黒教示は間違いになる。0コスで置くより1枚多く引いたのに1枚燃やしてるんじゃ何がしたいのかわからない。後攻1tに天球儀を置いた場合0コス法典は必ず0コスで置くこと。お兄さんとの約束だ。
2t|2t礼賛問題・2t神殿問題
2tはもちろん2コストのカードをプレイするわけだが、2tにプレイすると弱いと言われているカードが2種類ある。礼賛と神殿です。
これらのカードを2tにプレイするかというところから書いていきます。
まず礼賛について。
このカードは2tの動きとしての優先度はかなり低い。理由は、もう各所で5億回言われていることだけど、2tで置くと4tに割れてでかいフォロワーを殺せないから。先攻2t礼賛は相手の後攻3tのフォロワーを、後攻2t礼賛は相手の先攻4tのフォロワーを殺すけど、この辺だと大したカードがでていない。進化権を切ってない2/2くらいしかいないだろう。せっかくの確定除去をそんなところに使うのはもったいない。
とはいえ、他にすることがないなら2tで置いてしまえば良いと思う。後攻3tか先攻4tのフォロワーを処理するのは熾天使くらいの仕事はしてるし、ちゃんとデッキを掘ってくれてる。そもそもこのデッキにおいて礼賛採用の主目的はデッキを掘ることにあるから、変に意識してプレイを歪めるよりは置いてしまった方が良い。
次に神殿。
2t礼賛は誰もが口を揃えて弱いというカードだが、2t神殿についてはかなり賛否が分かれる。
2t神殿を嫌う理由は熾天使にある。先攻2t神殿の返しの後攻2t熾天使は、【聖獅子ビショップ】に対する熾天使の最強の使い方。これをされてしまうと【聖獅子ビショップ】の強みをがっつり削られてしまうことになる。
もっとも、神殿に対する熾天使をケアすることはできない。だが、神殿を置いたターンにPP回復を何度か使ってから割られる分には、2tに置いて即割りされるよりも被害が少ない。さらにそのターンに盤面を作れている場合は、相手への熾天使プレイ強要によって盤面を捲られにくくなる。これが2t神殿否定派の理論である。多分。
しかし、相手が熾天使を引いていなければ2t神殿はかなり強力なプレイとなる。3tには4コスの動きができるし、素引き結晶があるなら4tには5コスの動きができる。2tパスのかわりにそれ以降のPPが増えるその様はほとんど託宣。最強。
そんなわけで、僕は2t神殿肯定派です。
3tについて書こうと思ったけど
3tについて書こうと思ったけど、ちょうど2tの終わり辺りを書いているときにナーフの情報が来て理論が崩壊したので、ここで締めます。
一応これ以降で絶対に書こうと思っていたことは、
- 結晶はエンハにならないようにPP調整して打つのが大事。5コスで打つ動きは弱い。
- 手札の結晶はラス1でも切っていく。なくなったらデッキを回せ。
- 神殿1枚置きなら9t以降、2枚置きなら8t以降は結晶1枚で回せるので、それまでに結晶は打って打って打ちまくれ。
って感じの内容でした。大体結晶めっちゃ投げろって書いてありますね。
おわりに
この記事はグランプリが終わった頃に書き上げようと思っていたんだけど、思ったより手痛いナーフが来てしまいました。ナーフ時期こんな早かったんですね。無知は罪。
【アグロエルフ】、【ミッドレンジロイヤル】、【天狐ビショップ】、【聖獅子ビショップ】と並みいる環境デッキが弱体化を受けて環境は大きく回りそうなので、正直ナーフ後にも【聖獅子ビショップ】がやっていけるのかわかりませんが、次回がありましたらお会いしましょう…。
はぁ…もうちょい早く書いとけばよかった…。